第7回 販促物に合わせた色の選び方 デザインは黒の使い方で活きる!

販促けんきゅう会

販促物作りに悩めるみなさん、こんにちは!

前回は、「フォントが持つ効果と使い方」のお話をしました。

今回は、フォントと同じくらい大切な要素になる「色」についてのお話です。
伝わりやすい販促物を作るためには、色が持つイメージや効果を理解して、使い分けることがコツなのです。

赤:エネルギッシュな色

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赤は、太陽や炎、血液の色
情熱的・エネルギー・元気…とにかくポジティブな言葉を連想させ、どこの業界の販促物にもよく使われる色です。
ガソリンスタンドの場合も、赤を元売りマークに使っているメーカーさんはとても多いですよね。

エネルギッシュで目立つデザインに必須の色ですから、赤を使う箇所を先に決め、これを基準に他の色を配置しましょう。
赤を主役にしてどのように色を足していくかが、販促物にインパクトとパワーを持たせるための重要なテクニックなのです。

青:安心できる色

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青は、冷静さ・安心感をアピールしたいときに、とても優れた色。
青い壁の部屋に住むことで、実際に脈拍が下がるというレポートもあるのだそうです。

例えば、信用と安全が第一の業種である、銀行・メーカー・IT系・公的機関などのマークで、青をよく見かけます。
なので、安心や信頼、誠実さをアピールするにはピッタリの色です。
また、爽やかさや水のイメージがあるため、ガソリンスタンドでは、洗車のツールには青が使われることも多いですね。

一方で、青は冷たい印象を与える色でもあります。
青を使ったデザインが、少し寂しいと感じられるときは、アクセントとして反対色の赤を持ってくる方法も効果的でしょう。
冷静さと安心感に、エネルギーの要素が加わることで、メリハリがきいた印象のデザインに仕上がります。

黄:背景色・警告色

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黄色自体は白に近い、背景色として使われる色です。
白にエネルギーをプラスした色ですから、背景を黄色にすると元気なデザインになります。

そして、黄色に少し赤を足した色がオレンジです。
エネルギーが増していくイメージの表現として、黄色をベース色に、オレンジ、赤をグラデーションにする方法も効果的です。

ただし、黄色は、輪郭が表現できない色でもあります。
白い背景に黄色の文字ではとても読みにくいため、黒や赤などの濃い色で、文字の輪郭をつける必要があります。

また、黄色だけでは背景色にしかなりえませんが、例えば黄色に黒を組み合わせると、警告・注意喚起の力を持たせることができます。
これは、道路標識や工事中の柵によく使われている組み合わせです。

黄色と黒は、危険な動物の身体の色としてもよく見られ、例えばハチやヘビはその色で、「近づいたら攻撃するぞ」と警告し、捕食者から身を守っています。
人間にはそのことが刷り込まれているため、本能的にこの色合いを警戒するというわけです。

ですから、この組み合わせは、お客さまに対する警告や注意喚起にとても有効です。
一方で、特売や特典をお知らせする場合には、あまり向かないでしょう。

緑:癒される色・エコな色

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緑色は、自然界に一番多く存在する色。
人間をリラックスさせ、癒しを与える色でもあります。
例えば、高速道路の案内表示板に緑色が使われている理由のひとつとして、緊張をほぐす効果があることが挙げられます。

特に緑色と青の組み合わせは、車検エコカーなどの宣伝でよく登場します。
これは、「安全・安心」「エコロジー」「環境に優しい」と言ったイメージを、水や樹木の色で直感的に伝えることができるためです。
 

黒:厳かな色・権威がある色

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黒は、神聖・厳粛・厳かなイメージ。
喪服や礼服は黒ですが、これはほぼ世界共通です。
黒はそれくらい、人を黙らせる力があるのです。

厳かという言葉には、権威があるという意味も含まれます。
ですから、商品に高級感や、絶対的な権威・信頼感を持たせたい時に、黒を使ったデザインは非常に有効です。

ただし、黒は光を吸収する色であるため、看板に使うと目立たなくなってしまうことがあります。
チラシの場合でも目立ちにくく、使い方が難しい一面もある色です。

白:ベースとなる色・白抜きで目立たせることも

白は、清潔・純粋・清らかさを表現したいときにぴったりの色です。
例えば、ウェディングドレスと言えば白ですよね。

また、普通紙の色は白ですから、どのような販売物も白がベースになります。
白い背景にどのように色を乗せていくか、これが基本の考え方になります。

白が際立つ使い方のひとつに、背景を黒や赤と言った強い色で塗りつぶし、メッセージを白抜きにする方法があります。

このように、「真っ白」と白抜き文字で書くと、黒があることで白さがより引き立ちます。
黒が占める面積が大きくても、メッセージ自体に白が持つイメージを直接盛り込むことができるのです。

販促ツールは黒を活かす

色が持つイメージや効果の説明をしてきましたが、赤・青・黄・緑による表現以上に大切なことは、「黒をどう活かすか」と言う視点です。

黒を使わないデザインとしっかりと使ったデザインを比べると、黒を使わないデザインはカラフルですが、メッセージが伝わりづらいことがわかります。
一方で、黒をきちんと使ったデザインは、メッセージも伝わりやすく、それぞれの商品や情報のテリトリーがはっきりしています。

ピンク、紫、オレンジなどもたくさん使って、ついカラフルにしたくなるものですが、黒をいかにうまく使うかが、良い販促物を作るポイントなのです。

GRIT!では、「黒でしめる」という言葉を使っていますが、「黒を使っていかにカラフルに見せるか」と言う視点で色の使い方を考えると、より楽しいデザインになりますよ。

まとめ

  • 赤:エネルギッシュなデザインに必須な、基準となる色
  • 青:安心感や信頼性をアピールしたいときに優れた色
  • 黄:背景色・黒と組み合わせると警告色
  • 緑:リラックス効果がある色・青と組み合わせてエコなイメージ
  • 黒:権威性、高級感、信頼感を表現したいときに有効
  • 白:ベースの基本色・白抜きの文字で白のイメージを強く伝える


今回は、色の使い方についてのお話でした。

「色が持つ効果が伝えたいメッセージとマッチしているか」、そのような視点で販促物を作っていきましょう!