出典:goo辞書(https://dictionary.goo.ne.jp/)
皆さんこんにちは、GRIT!おおわきです。
前回から始まりました、新コンテンツ「SS用語辞典」。
初回は、「ガソリンはハイオクとレギュラーに区分して販売されている」というお話をしました。
ではハイオクって何の略でしょう?

おーわき
ハイ……オクトパス?
正解は「ハイオクタン」。
つまり、ハイオクガソリンは、「オクタン価」が高いガソリンという意味になります。
オクタン価とは、ガソリンのノッキングの起こしにくさを表す数値のこと。
数字が大きいほどアンチノック性が高く(ノッキングを起こしにくく)なっています。
ノッキングとは、エンジン内の異常燃焼のためエンジン内の異常な振動・異音が起こる現象のことをいいます。
ひどいノッキングが続くと、エンジン破損の原因にもなりかねません。
日本工業規格(JIS)では、オクタン価が96以上のものがハイオク、オクタン価が89以上のものがレギュラーと定められています。
ちなみに、実際に通常ガソリンスタンドで販売されている、ハイオクガソリンのオクタン価は100程度。レギュラーガソリンで90程度です。
ハイオクの方が値段が高いのは、レギュラーよりもオクタン価を高くするために添加物を多く入れているから。
添加物の分だけ燃えカスもたくさん出るため、洗浄剤も一緒に含まれています。
レギュラー車にハイオクガソリンを入れることで燃費が良くなるという話もありますが、実際にはそんなことはなく、コストが余計にかかるだけです。
また、ハイオク車にレギュラーガソリンを入れるのはご法度。
前述のようにオクタン価の低さからノッキングを引き起こし、エンジンの故障を招きます。

おーわき
オクタンって名前のタコの形したポケモンいるよね。